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Column

コラム

2026.07.25

髪質別のお客様ケア提案:くせ毛・細毛・ダメージ毛への対応法

お客様の髪質はそれぞれ異なり、同じ施術でも仕上がりや持続性に違いが生まれます。くせ毛・細毛・ダメージ毛など、髪質の特性を理解し、一人ひとりに合ったケアを提案することが、美容師としての専門性を高め、お客様満足度の向上につながります。本記事では、代表的な3つの髪質の特性と対応方法を解説します。

くせ毛への対応:原因を理解した上での提案

くせ毛の種類と原因

くせ毛は大きく以下の種類に分類されます。

  • 波状毛:波のようにうねる髪。日本人に最も多いタイプ。
  • 捻転毛:らせん状に捻じれた髪。細かい縮れが特徴。
  • 縮毛:細かくちぢれた髪。毛穴の形状が原因とされる。

くせ毛の原因は、毛包の形状(楕円形になっているほどくせが強い)や、コルテックスのタンパク質分布の偏りなどが挙げられます。また、乾燥によってキューティクルが開き、うねりが強調されるケースもあります。

くせ毛のお客様へのアプローチ

  • 縮毛矯正・酸性ストレートでうねりを整える
  • 保湿力の高いトリートメントでキューティクルを整える
  • 弱酸性のシャンプーで乾燥を防ぐホームケアを提案
  • ドライヤー前のヘアオイル・アウトバストリートメントを習慣化

細毛(軟毛)への対応:ボリュームとダメージのバランス

細毛の特性

細毛は毛髪の直径が細く(約60〜70μm以下)、キューティクル層も薄いため、ダメージを受けやすいという特徴があります。また、油分が付着するとすぐにペタンとなりやすく、スタイリングのもちが悪くなる傾向があります。

細毛のお客様へのアプローチ

  • カラー・パーマの薬剤はダメージを抑えたマイルドなタイプを選択
  • トリートメントは軽めのテクスチャーのものを選ぶ(重いと根元がつぶれやすい)
  • ボリュームを出すスタイリング剤(ムース・パウダー系)を提案
  • シャンプーはさっぱり系だが頭皮ケア成分入りのものが向いている

ダメージ毛への対応:補修と保護のバランス

ダメージ毛の状態を見極める

ダメージ毛とは、化学的・物理的処理によってコルテックスのタンパク質が流出し、キューティクルが剥がれた状態の毛髪です。手触りがパサパサしている、毛先が裂ける、カラーの退色が早いなどのサインが見られます。

ダメージ毛のお客様へのアプローチ

  • タンパク質(ケラチン・シルク等)補充型のトリートメントで内部補修
  • CMCを補う脂質系成分配合のトリートメントで構造を整える
  • 熱ダメージ対策:ドライヤー・アイロンの使い方を指導する
  • 施術の頻度を調整し、蓄積ダメージを軽減するスケジュール提案

よくある質問

Q. くせ毛と乾燥による広がりはどう見分けますか?
A. 濡れた状態でもうねりがある場合はくせ毛、乾燥すると広がるが濡らすと収まる場合は乾燥による広がりの可能性が高い傾向があります。水分量の変化を観察することで見極めやすくなります。
Q. 細毛にトリートメントはNGですか?
A. 完全なNGではありませんが、重いトリートメントは根元のボリュームをつぶしやすいため、軽いテクスチャーのものを毛先中心に使用することをおすすめします。
Q. ダメージ毛に縮毛矯正はできますか?
A. ダメージの程度によっては施術が難しいケースがあります。施術前の毛髪診断でダメージ度合いを確認し、必要に応じて前処理トリートメントで補強してから施術するアプローチが一般的です。

まとめ

髪質を正確に見極め、お客様一人ひとりに合ったケアを提案することは、美容師の専門性を示す重要なスキルです。くせ毛・細毛・ダメージ毛それぞれの特性を理解し、施術とホームケアの両面からアプローチすることで、お客様の髪の状態を継続的に改善するサポートができます。

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