2026.08.09
ヘアカラーの色持ちを良くする5つの方法:美容師とお客様ができること
「カラーをしてもすぐ色が落ちてしまう」という悩みを持つお客様は多くいます。ヘアカラーの色持ちは、施術の質だけでなく、その後のホームケアの方法にも大きく左右されます。本記事では、美容師が施術でできることとお客様がホームケアでできることを合わせて、色持ちを良くする5つの方法を紹介します。
なぜヘアカラーは退色するのか
ヘアカラーの退色(色落ち)は、主に以下のメカニズムで起こります。
- シャンプーによる色素の流出:キューティクルが開いた状態で洗浄すると色素が流れ出る
- 紫外線による色素の分解:UV照射で染料分子が酸化・分解される
- 熱ダメージ:高温のアイロンやドライヤーがキューティクルを傷め、色素が流出しやすくなる
- ドライヤー前の未乾燥:濡れた状態はキューティクルが開いており、色素が溶け出しやすい
色持ちを良くする5つの方法
方法1:カラー後のpH調整を丁寧に行う(サロン施術)
アルカリカラー後は毛髪のpHがアルカリ側に傾いており、キューティクルが開いた状態です。アフタートリートメントや酸性リンスでpHを弱酸性域(pH4.5〜5.5)に戻すことで、キューティクルを引き締め、色素の流出を防ぐことができます。この工程を省略しないことが、サロン側でできる重要な対策の一つです。
方法2:カラーシャンプー・カラートリートメントを使う(ホームケア)
色素入りのシャンプー(ムラシャン、ピンクシャン等)を使うことで、ホームケア中に色味を補充し、色落ちを補うことができます。お客様のカラーの色相に合わせた製品を提案しましょう。使用頻度は週2〜3回程度が目安です。
方法3:洗浄力の弱いシャンプーを選ぶ(ホームケア)
ラウリル硫酸Naなど洗浄力の強い成分を含むシャンプーは、カラーの色素も落としてしまう傾向があります。アミノ酸系シャンプーや弱酸性シャンプーを選ぶことで、洗浄力を保ちながら色落ちを軽減できます。
方法4:ドライヤー前に必ずアウトバスをつける(ホームケア)
タオルドライ後の半乾きの状態でドライヤーをあてると、キューティクルが開いたまま熱が加わり、色素が流れ出やすくなります。洗い流さないトリートメントやヘアオイルを毛先を中心につけてからドライヤーをあてる習慣をお客様に伝えましょう。
方法5:ヘアアイロンの温度と頻度を管理する(ホームケア)
ヘアアイロンの高熱(180℃以上)は、カラーの色素に影響を与えます。150〜160℃程度の温度に設定し、同じ箇所に何度も当てないことを伝えましょう。また毎日のアイロン使用を控え、必要な日だけに限定することも色持ちの改善につながります。
REBLOOMはカラー施術中に使えるトリートメント。カラーと同時にダメージ補修ができ、色持ちのサポートにも役立ちます。
REBLOOMの詳細を見るよくある質問
- Q. カラー直後のシャンプーは何日後からが良いですか?
- A. 一般的にカラー後48時間はシャンプーを控えることが推奨されます。この間はキューティクルが閉じて色素が定着する過程にあるため、できるだけ洗髪を避けることが色持ちに寄与します。
- Q. カラーシャンプーは毎日使っても大丈夫ですか?
- A. 製品によっても異なりますが、毎日使うと色味が入りすぎることがあります。週2〜3回の使用を基本とし、様子を見ながら調整することをおすすめします。
- Q. 色持ちが特に悪いのはどんな髪質ですか?
- A. ダメージ毛・多孔性毛(ポーラスヘア)は色持ちが悪い傾向があります。キューティクルが傷ついていると色素が定着しにくく、流出も速くなります。施術前のトリートメントで毛髪の状態を整えることが効果的です。
まとめ
ヘアカラーの色持ちは、サロンでの施術とホームケアの両方で改善できます。カラー後のpH調整、カラーシャンプーの活用、低刺激シャンプーの選択、アウトバスの習慣化、アイロン温度管理の5つを実践することで、次回来店時まで美しいカラーを維持しやすくなります。お客様へのアドバイスに取り入れてみてください。