GLOSS × Texture × Innovation

GLOSS × Texture × Innovation

GLOSS × Texture × Innovation

Column

コラム

2026.06.16

残留アルカリとは?カラー後の頭皮トラブルを防ぐ仕組みを美容師が解説

「カラー後にお客様が頭皮のかゆみを訴えることがある」「施術後に頭皮が赤くなってしまう」——そんな経験をしたことがある美容師の方は少なくないはずです。その原因の多くは、カラー剤に含まれる残留アルカリにあります。

残留アルカリは目に見えないため見落とされやすいですが、頭皮トラブルや髪の傷みに直結する重要な問題です。この記事では、残留アルカリの仕組みから、サロンで実践できる除去方法まで、美容師として知っておきたい知識を体系的に解説します。

残留アルカリとは

残留アルカリとは、ヘアカラー剤(アルカリカラー)の施術後に、頭皮・毛髪に残留したアルカリ成分のことです。

一般的なアルカリカラー剤のpHは9〜11程度。施術中はキューティクルを開き、染料を髪の内部に浸透させるためにこの高いpHが必要です。しかし、シャンプー後もアルカリ成分が完全に除去されず、頭皮や毛髪に残ってしまうことがあります。これが「残留アルカリ」です。

健康な頭皮・毛髪のpHは4.5〜5.5の弱酸性。カラー後に残留アルカリが残ると、このpHバランスが崩れた状態が続くことになります。

カラー後に残留アルカリが残る理由

  • シャンプーだけでは完全除去が難しい:水だけでは高アルカリ状態を弱酸性に戻すことができません
  • 毛髪内部への浸透:アルカリ成分はキューティクルを通じて髪の内部まで浸透しており、表面を洗い流すだけでは不十分です
  • 頭皮の皮脂バリアへの影響:アルカリ環境では頭皮の皮脂膜が乱れやすく、カラー後の頭皮が一時的に無防備な状態になります
  • 放置時間・塗布量の影響:放置時間が長いほど、塗布量が多いほど、アルカリの浸透量が増える傾向があります

残留アルカリが引き起こす頭皮・髪のトラブル

頭皮への影響

  • 施術後のかゆみ・ヒリヒリ感
  • 頭皮の乾燥・フケ
  • バリア機能の低下による炎症リスクの上昇
  • 継続的なダメージによる毛根への影響

毛髪への影響

  • キューティクルが開いたままの状態が続き、ダメージが蓄積
  • 色持ちの低下(キューティクルが閉じないと染料が流出しやすい)
  • 手触りの悪化・ごわつき
  • 次回施術時の薬剤反応への影響

サロンで実践できる残留アルカリ除去の方法

酸性リンスの活用

クエン酸などの弱酸性リンスを使うことで、アルカリに傾いたpHを弱酸性側に戻す効果が期待できます。

酸性トリートメントの活用

pH調整機能を持つ酸性トリートメントは、残留アルカリの中和と同時に毛髪補修を行える効率的な選択肢です。

シャンプーの質と回数の最適化

カラー後のシャンプーは、単に「汚れを落とす」だけでなく「薬剤を除去する」という観点が重要です。適切な泡立てと頭皮マッサージで、より効率的な洗浄を心がけましょう。

REBLOOMは、カラーシャンプー前に揉み込むだけで残留アルカリの除去をサポートします。泡立ちUP・トリートメント吸着UPで、シャンプー効率も同時に向上。乳化の工程も不要になるため、施術時間の短縮にも貢献します。

REBLOOMの詳細を見る

残留アルカリ対策がサロンの価値を高める

  • カラー後の不快感を減らすことでリピート率の向上が期待できる
  • 色持ちが向上することで次回来店サイクルの安定につながる
  • 頭皮ケアの提案が単価アップのきっかけになる
  • トラブル発生リスクの低減で信頼感の醸成につながる

よくある質問

Q. 残留アルカリはシャンプーをしっかりすれば除去できますか?
A. シャンプーだけでは完全除去が難しい場合があります。アルカリカラーのpHは9〜11程度で、水やシャンプーだけでは中性〜弱酸性に戻しきれないことがあります。酸性トリートメントや専用の除去剤を使うことでより効果的に対処できます。
Q. 残留アルカリが気になるお客様にはどう対応すればいいですか?
A. カラー後の工程でpH調整機能を持つトリートメントや酸性リンスを使用することが有効です。また、ホームケアとして弱酸性のシャンプー・トリートメントを提案するのも一つの方法です。
Q. 残留アルカリはカラーをしていないお客様にも関係しますか?
A. カラー施術を行っていないお客様には基本的に関係ありません。ただし、パーマ剤や縮毛矯正剤もアルカリ性のものが多く、同様の対策が有効な場合があります。

まとめ

残留アルカリとは、カラー施術後に頭皮・毛髪に残留したアルカリ成分のことです。放置すると頭皮のかゆみや乾燥、毛髪のダメージ・色持ちの低下などにつながります。酸性トリートメントや専用ケア剤を活用してpHを弱酸性に整えることで、これらのトラブルを予防できます。

一覧へ戻る